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2009.06.22

ドリップコーヒーの抽出のし易さをコーノ式とカリタ式で比較する

先日、コーノ式カリタ式ドリッパーを二つ並べてそれぞれ香味を比べてみる機会がありました。

コーノ式は円錐形で底に大きめ穴が一つあり、カリタ式は台形で底に小さな穴が3つある。

”香味”についてはちょっと脇に置き、今回は抽出のし易さについて考察してみます。

コーヒーカップ一杯取りで10gを使用することを前提とします。

Dripper

ドリッパーの上から見た粉の形は全然違う

 両者のドリッパーに10gのコーヒー粉を入れて上から見てみると、形に大きな違いがありました。カリタ式だと図のように楕円形となり、縦方向に比べて横幅がとても狭くて窮屈になっています。それに対してコーノ式の場合はドリッパー自体が円錐形なので粉の量によって円形のサイズだけが変化します。カリタ式も粉の量を増やすことによって縦方向はあまり変わりませんが、横方向に形が大きくなっていきます。

お湯の差し易さはどうか?

 コーノ式は普段から使い慣れているので問題なかったのですが、カリタ式の粉の形に大きな違いがあり、それが”お湯の差し易さ”の面でも違いが大きく出ました。直感的にこれは”慣れ”の問題では無い!!と感じました。

 さてカリタ式は第一投目はどこにお湯を落とそうか?と躊躇してしまいます。原因はドリッパーの底に見える粉の形の横幅が狭いことです。たとえが良くないかも知れませんが、2階の窓から地面に向かってテニスボールを落としたとき、”コーヒーカップ”と、”カレー用の大皿”があった場合、どちらが狙いをつけ易いかという感覚に近いと思います。

 

 蒸らしも終わって次にお湯を回し入れますが、これもまたカリタ式の幅の狭さによって細心の注意を払っていないとペーパーに直接をお湯をかけてしまいそうになります。カリタ式の場合、ペーパードリップの初心者にとってはかなり難易度が高い要求となるはずです。

 

一杯取りの難易度を下げるには粉の量で調整する

 今回10gを使用してコーヒーカップ1杯を取ることにしましたが、これが20gから2杯分を取ることにしたらどうなるでしょうか?カリタ式の場合、コーヒー粉の量が増えると形は横に幅を広がるので、第一投目の狙いの付け易さ、お湯の回し入れのし易さがかなり改善するのではないでしょうか。初心者がカリタ式で練習するならば、2杯分以上の粉で抽出するのが上達への近道かと思います。

 

抽出のし易さでお奨めのドリッパーは”コーノ式”

 2つの代表的なドリッパーを1杯取りの抽出のし易さの面で見てきましたが、コーノ式が優位という結果になりました。これも、2つ同時に並べて比較することで分かったことで、このような機会を与えてくださったお客様に感謝いたします。特に初心者であれば粉の量による違和感が少ないコーノ式をお奨めいたします。

 

 なお、コーノ式に類似した製品に「ハリオ式」というドリッパーもありますが、当ブログの「コーノとハリオの透過型ドリッパー」に機能的な違いを説明していますので参考になさってください。

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コメント

初めてメールします。
私はメリタのアロマフィルター(ペ―パーフィルターもアロマホール有り)を気にいます。
私のレベルではコーノ式もカリタも味や香りにばらつきがでてしまいます。美味しい豆を購入してもうまく入れられなければ無駄になるからです。確かにメリタは入れ方に工夫はできませんが、特に朝の忙しい時期は重宝します。時間がある時はコーノ式で工夫してみたいと思っています。
メリタとコーノ式の違いも載せてください。

投稿: 西 康雄 | 2014.07.09 09:43

西様
メリタのアロマホール付のペーパーフィルターは管理人は使ったことがありませんでした。メリタの一気にお湯を注ぐ方式は安定した結果となりますが若干出来上がりがすっきりとした味になり過ぎる傾向がありますが、ペーパー自体に工夫がされていると良い方向に改善されるでしょうね。
まずは「アロマホール付のペーパーフィルター」を確認してみたいと思います。

投稿: 管理人 | 2014.07.10 23:14

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