いつもコーヒーの≪ロースト段階≫
いつもコーヒーのロースト段階を一般的な段階と比較することで、まとめてみました。
≪ロースト段階≫は生豆の持ち味を引き出しながら香り、味の全体的な外枠を作る重要なものとなります。≪焙煎度合い≫とも言ったりしますね。
お客様にとっては自分の好みがどのあたりのローストなのかとか、ショップでの購入の際に店員に伝える重要な要素となります。
自分の好みを他者に伝えるには共通の言葉が無いと意味が通じません。そいういう意味ではロースト段階を伝えることで大体は通じると思います。
店員さんが分かっていないと最悪ですが。
一般的なロースト段階はアメリカ式8段階が使われていますが、図ではよく使用される6段階に絞り込んでいます。
いつもコーヒーでのローストは浅煎り、中煎り、中深煎り、深煎りの4段階で表現しています。
左側ほどフルーティーな味が得られ、右へ行くほどより深いコクが出てきます。右へ行くほど焙煎釜の中でローストされている時間が長くなります。
一つの生豆でもロースト段階を変えることで、まったく違った味の顔を見せてきます。
例えばタンザニア。少し前までキリマンジャロと呼ばれていたコーヒー。
≪浅煎り≫で綺麗なフルーティーな酸味を出すのも良いのですが、ロースト段階を上げた≪中深煎り≫まで進めると、とても奥深い味と変化していきます。
いつもコーヒーではタンザニアは≪中深煎り≫でご提供しています。
このようにロースト段階は重要ではありますが、100%香味を支配するものではありません。焙煎の進行に応じた火力と排気をどのように扱うかによってオリジナリティが出てきます。
オリジナリティというのが結構くせもので、同じ生豆を焙煎しても焙煎する者のクセだったり、機械の特性によって自然発生的な結果となっている場合もあります。
今のところ、私のスタイルとしてはオリジナリティを出すことよりも生豆の特性を最大限に引っ張り出すローストを心がけています。ですから一つの豆を商品化するにしてもベストなロースト段階を見つけるまで複数の段階を試行しています。
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