今日の紹介はカフェではありませんが、店内にきれいなカフェを併設した焙煎工房です。

なんと、ジェットロースターを導入しているお店でした。
オンデマンド焙煎システムといわれるお店ですね。
ジェットロースターは札幌でも数台しか入っていないので、私自身、はじめて機械を見ました。
オンデマンド焙煎では従来のような焙煎済みの豆を販売しているのではなく、生豆をお客様が銘柄、量、ロースト加減を指定してその場で焙煎するシステムになります。
早速、生豆の選定です。
ブレンド含めて40種類も並んでいるものですから、目移り。
マンデリン・トバコとプレミアム・ブレンドを100gづつお願いしました。
焙煎によって20%程度目減りすることを忘れないように。。。。
生豆はすでにハンドピック済みなのでしょうか、特に気にすることなくスケールで量を測ってジェットロースターにぶち込んで、温度設定と焼き加減を調節するスイッチを押すと生豆がポップコーンのように跳ね回ってどんどんと焼ける様子が分かります。
次第にいい香りもしてきます。
自宅に帰って包装に貼られたラベルを見ると、焙煎温度と焙煎時間が記録されていました。
ちなみにラベルには250度、135秒と書かれていました。
2分少々で焙煎完了ですから、2,3人が焙煎待ちとして並んでも気にならない程度の時間です。
このオンデマンド焙煎と言うのは本当に良いものなのでしょうかね?
お客様にとってのオンデマンド焙煎のメリットは
1.生豆の状態を観察して指定できる
2.いつ焙煎された豆なの?と疑いを持たなくて済む
3.新鮮さを楽しむことができる
4.その上で焙煎待ち時間が短い
良いこと尽くめのようですが。。。。
果たして良い事ばかりなのでしょうか?
懸念されるのは
1.ブレンドは通常ストレートの豆を別々に焙煎してから混ぜますが。。。
ストレート豆の個性でブレンドしますから、それぞれのストレートの焼き加減を調節してブレンドします。それに対して、オンデマンド焙煎では生豆の状態でブレンドされています。異なる個性の豆を1度で焼くのですから、人間がやっても難しいはずです。機械がそのような調節はできないでしょう。
2.通常の焙煎店だと、3~5Kgの量で一気に焼くのですが。。。。
オンデマンドでは100g~300g程度が多いでしょう。そのような少量の豆だとお客さん個人ごとに違う味になっているのでは?通常の焙煎では大量に焼くことで安定した味を提供しているはずです。
というような疑問が残ります。
それでもオンデマンド焙煎のメリットは、新鮮さを楽しむことが出来ること。
この味に満足するかどうかと言うのは個人レベルで違ってくるので、一概に良い悪いということは言えないと思っています。
お店には、コーヒーメーカ、ミル、紅茶なども奥のほうに展示していますので焙煎中は時間つぶしにはなります。特にハンドミルの種類が豊富に展示されています。中にはイタリア製の年代物も置いていました。
マスターに聞いたら、値段の付いていないのは定価がないとのことでした。
また、きれいなカフェも10席ほど併設していますので、コーヒーを飲みに行くだけでも大丈夫です。
場所をメモメモ
北区麻生町3丁目9番8号
TEL011-758-5766
専用の駐車場は無いようでしたので
隣にコインパーキングか、お店前の
歩道に止めるかでしょう。
お店前に駐車するなら消火栓が店横にあるので、
冬場はぶつけないように注意。
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2009.1.14 追記
残念ながら紹介たお店は去年から
閉店しています。
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