焙煎進行の色変化と匂いを整理する
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ここ数日間、焙煎の味わいに変化がありました。
森彦(市川さん)からの指摘もあり、焙煎開始の
高さを今までの約1/2に変更しています。
理由は、開始位置が高すぎて十分に熱を与えられず、
水分がきっちり抜けない。。さらに以降のハゼで
適切な化学変化が起きていない。
開始の高さを変更はしたものの1ハゼ2ハゼが同時に
来てしまったり2ハゼまでの間が極端に長すぎたりと、
かなり失敗焙煎が続いてきました。
ここに来てハゼの区分がきっちり分けられる焙煎と
なると同時に味わいの変化が見られました。
それは苦味が弱まったこと。
苦いんだけど消えていく苦さです。ですから、
今までのものと比較すると物足りないような
気もします。
俗にいうスカスカの状態でなければいいのですが、
過去に経験した苦味、コク、香りともにスカスカに
抜けたようなものではなさそうです。
強火の遠火をこれまで信じてきたのですが、
少し考えをあらためたほうが良いと感じてきました。
焙煎は化学変化による風味の形成であると
言うことができるならば、化学変化が起き得る
最適な条件があろうというものです。
その条件とは焙煎中盤までの熱の与え方。
おそらく化学変化のピークは後半のハゼかと思い
ますが、そのハゼに持っていくまでの豆への熱の
与え方により、様々な風味に変化すると思われます。
ですから手網焙煎でいうなら開始位置(高さ)から
はじまり、中盤までの焙煎でほぼその結果を決定
付けるような条件を握っているはずです。
中盤以降は、これまでに整ったパラメータ条件に
沿ってしか、化学変化しようがないというものです。
かなり、森彦(市川さん)からの助言の受け売りに
なってしまいましたが、自分なりの解釈をしてみました。
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