トミオ フクダ ドライオンツリー再び
ブラジル・ドライオンツリー(トミオフクダ)が入手できたので、
早速1Kgを焙煎してみました。
樹上完熟(=ドライオンツリー)というくらいだから、生豆の
匂いはこれまでにない香りと思っていましたが、特別な
違いはないようです。
1はぜの音がわずか1発で終わり、ちょっと不安になるが
2はぜはちゃんと来るだろうと安易に思っていたら
これまた静かにささやく程度の音。
うーーん。これまでで一番静かなはぜ音。
豆温度はこれまでの経験からして、大きくずれては
いないので色合いを見て煎り上げ。
シティーローストあたりか。
私の場合、煎り上げる判断材料としてはぜる音はかなり
重要視しているので、このようにはぜ音が小さく、
場合によっては聞こえない程だと判断しにくいものです。
ましてや、小さいはぜ音は適正な火力、排気になって
いないのでは?という不安もよぎります。
カッピングは、センターカットのシルバースキンに焦げが
見られるものの焦げ味は全くしない。
若干、シティーローストにしては苦味が強く感じたのは
やっぱりシルバースキンの焦げが原因か。。
タンザニア、コロンビア等の大き目の堅い豆は、
シティーロースト近辺では酸味が多少とも残った結果と
なっていたため、同じようなイメージで煎り上げたけど
酸味は感じられませんでした。
一本調子で苦味が押し寄せてくる繊細さに欠ける
焙煎だったと思われます。
甘味は全体に感じられるものの、余韻として残る
ようなものにはなっていません。
流し込んだ液体を口内全体で感じ取る味(厳密に
は舌先には液体が到着しているんだけど味覚神経から
まだ脳に伝わっていない瞬間)、舌の上を流れる瞬間に
感じ取る味、のど元を過ぎてから鼻腔で感じ取れる余韻。
上質な珈琲は各ポイントできっちりと必ず変化があるし、
それを見つけることは難しいことではありません。
上質なものほど、それを容易にしてくれます。
この味わいの変化は、絵筆でいったらグラデーションに
相当するところです。
課題ですね。ブラジルに限らずにグラデーションを
持った香味。
<<2008.11.1>>追記
お待たせしました。自家焙煎倶楽部のネットショップが
ついにオープンしました。
その名も「いつもコーヒー」といいます。
最新情報はこちらをご覧ください。
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