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2008.01.24

池波正太郎の男のリズム

池波正太郎のエッセイに衝撃的な一文を発見した。

「死ぬために生き、生きるために食べる。
つまり死ぬために食うのだから、
一食一食念を入れなくてはならない。」

小樽倉庫

さらに、

「たとえ、一本の大根、一個の芋、一尾の干魚にしても、
これを口中に入れるときの愉楽が、頭脳へまで
波紋のごとくひろがってゆくイマジネーションを、
人間の肉体はそなえていなくてはならぬ。」

約20年前の池波正太郎50代のときのエッセイだが、
現代のファーストフード、ジャンクフードで育った
世代では到底ここまで食というものを追求できる
はずもないだろう。
自分も50代となってこのように食を見ることが
出来るだろうか?

子供の頃はとにかく好奇心旺盛で、大人のマネを
したがるものだ。
例えば、ピザ。今では宅配サービスによって
どこへでも出来立ての熱いピザを配送してくれる。

当時、私の住んでいる町にはピザを出すような
レストランはなかった。隣町まで足を伸ばせば
あることを友人から知り、早速友人と金を出し合い、
その店に行った。
ピザがテーブルに出てきたものの、食べ方が
分からなかった。輪をかけて、タバスコが出てきたもの
だから余計に混乱した。
熱いピザの上にタバスコをかけ、むせ返るような
匂いと舌を刺激する辛さに圧倒されたが、フォークで
つっつきながら「大人の味だ、うめー」と言いながら
食べたと記憶している。

同じように大人のマネをした中に「コーヒー」もあった。
インスタントであったが、これもまた
「大人の味だー」と意気込んで飲んでみたものの
最後まで飲み干すことはできなかった。
そのようにして、私のコーヒー物語ははじまった。

コーヒー豆 通販 いつもコーヒー

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コメント

今は食べることに必死になることはできないと思います。
これも時代の変化ですね。

投稿: ペーパードライバーのやす | 2008.01.25 20:47

ペーパードライバーのやすさん
一世代しか差の無い自分の子供さえ食の感覚は違っていると思われます。
何を教えたら良いのでしょうね。

投稿: 管理人 | 2008.01.29 00:57

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