さて、みなさんハワイのコーヒーと言えばコナコーヒーですよね。
ハワイ島のコーヒー2大生産地になり得る可能性をもっている生産地区がカウ地区なのです。
ローストマスターも知ったのは最近です。
歴史的な経緯ではコナコーヒーは当初からコーヒー農園として開発されてきた地域ですが、カウコーヒーの生産地はもともとサトウキビ農園として開発された地域でサトウキビの衰退とともにコーヒー農園に切り替わってきたという経緯があります。
もちろんカウ地区にも日系の方が大勢住んでいます。その昔サトウキビ栽培で入植したかた達です。しかし現時点でコーヒー栽培をしている方は少ないと聞いています。
カウってどこ?
マウナロア火山の南東側の麓
カウ地区まではヒロ空港から11号線を下って約1.5時間程度の場所です。距離にすると約80Km程度です。
ハワイ島はご存知の通り火山帯で出来た島です。
カウ地区はマウナロア火山の南東に位置し、コナ地区は西側に位置しています。

気候は?
・コナ地区は、午前中は晴れ、午後以降雲に覆われ雨が降りやすい。平均気温は16℃~28℃。
・カウ地区は、ほぼ一日中曇りが多い。平均気温は10℃~20℃。
カウ地区がコーヒー栽培をする上では不利なように思えますが日照時間が少ないカウ地区のコーヒーは、種が時間をかけてじっくりと糖質を貯めこみ、それがフルーティな香りを生み出すと言われています。
ローストマスター自身、コナコーヒーをこれまでに多く飲んでいないので厳密な比較を出来ませんが、今回の旅で何度かコナコーヒーを飲む機会がありました。コナコーヒーはシャープな酸味が特徴であり、カウコーヒーは甘味を持った酸味という違いがあるように大雑把ですが思います。
カウ地区のコーヒー栽培はコナ地区から持ち込まれたものからスタートしているため種の違いは殆んどないと思われます。とすると香味の違いは『気候』と『土壌』の違いと思われます。
同じマウナロア火山から噴火した火山灰、火山礫、溶岩で出来あがった土地ですから土壌の成分などの違いも殆んどないと思いましたが、コナ地区は新しい溶岩質の黒土の土壌でコーヒーを栽培しているのに対し、カウ地区は70年ほど前からサトウキビ栽培をしていた古い土地だった事から、溶岩ベースの土が少なく肥料が馴染んだ赤土の肥えた土壌とも言われています。
交通は?
カウ地区まではヒロ空港から11号線を下って約1.5時間程度の場所です。距離にすると約80Km程度です。
ローストマスターはヒロ空港からレンタカーで移動しました。ヒロから都市間バスが走っているのが見えましたが、人口、観光人数ともにホノルルなどの都市から比べると極端にすくないので本数、時間間隔の点でレンタカーが便利です。
ハワイでは「日本の自動車免許」で車に乗ることができます。レンタカーも免許の提示で借りられます。しかし事故・違反などのトラブルが起きた際には国際運転免許があると警察との交渉には少しは役立つと思います。ローストマスターもしっかりと用意しました。
レンタカーは日本で予約しさらに免許番号などをネットで登録を済ませておくと現地でスムーズに借りることができました。
右側走行、左ハンドルでの運転はいずれも初めてでした。
車の流れに乗ってしまえば何ら右側通行など意識しなくても良いのですが、いったん駐車場などに入れてトイレタイムや食事で休憩したあとに走り出す時には頭からは抜けていますので何度か反対車線を走行してヒヤリとしました。
信号は日本と同じなのですが矢印タイプの左折信号は2タイプほどありそうなので事前に調べておいたほうが良いです。矢印とともに英語で説明が書かれているのですが、運転中にそれを読んで反応するのは無理です。
まー、ヒロ市内を走らない限り信号は無いけどね。
ハワイ州のナンバープレートにはレインボー(虹)が描かれていますね。それだけ雨が多く虹が多く見られるということですね。
カウコーヒーフェスティバル2012記(1)
カウコーヒーフェスティバル2012記(2) カウってどこ?
カウコーヒーフェスティバル2012記(3) カウ地区に向かう
カウコーヒーフェスティバル2012記(4) フェス会場にて
カウコーヒーフェスティバル2012記(5) AIKANE農園にて
カウコーヒーフェスティバル2012記(6) まとめ
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