ボストン茶会事件とコーヒー
先週末には「ボストンマラソン」での爆破事件がありましたね。
何も関係の無い尊い命が奪われました。ご冥福をお祈りいたします。
画像提供:usapostagestampsより
さて、ボストンと言えばアメリカにコーヒーを飲む習慣が広まることになった事件が1773/12/16に起きました。そうです、「ボストン茶会事件」です。
イギリスの植民地政策、特に厳しい課税にアメリカの民衆が決起したわけです。
ボストン港に停泊中のイギリス東インド会社の船を襲い売り物の紅茶を「ボストン港をティー・ポットにするぞー!!」と叫びながら、342箱もの茶箱を海に投げ捨てた事件です。
まさしく「Boston Tea Party」ですね。
現在のアメリカ東部は当時イギリスの植民地だったんですね。13個の領地を保有していました。この「ボストン茶会事件」からアメリカ独立戦争へと進展していったわけです。
---余談:国旗の遷移
独立前の国旗
13州で独立したときの国旗
独立前と独立後の国旗を並べてみました。面白いですね。現在は50州ありますから青地に星が50個行儀良く並んでいます。
---余談終了
そんなことからアメリカはイギリス本国の紅茶を飲む習慣をボイコットして変わりにコーヒーを飲む習慣を植え付けることになったという歴史的経緯があります。
良くも悪くもコーヒーという産業が世界に広まったのはヨーロッパの各国(イギリス、フランス、オランダなど)の植民地支配・政策によるものだったのです。赤道直下にある植民地でコーヒーを栽培し、その収穫したコーヒーを世界相手に商売したわけです。
言い方が悪いかも知れませんがヨーロッパによる植民地政策がなければ現在の石油に次ぐ世界貿易額となることはなかったと思われます。
コーヒーを勉強すると世界史がとても重要となりますね。高校生の時にもっと勉強しておけばと今更ながら思います。
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