コーヒーサイフォンで美味しく入れる
札幌地方、街中は完全に雪が解けました。
おそらく今年もGWの最中にお花見が出来るでしょう。
久々にアルコールランプ式のサイフォンで入れて
みました。
レトロな雰囲気に魅了される
うん十年前にかなり流行ったのですが、今ではあまり
聞きません。でも、サイフォンでサーブするカフェは今も
健在ですし、個人で所有して楽しむ方も根強くいると思います。
生まれた時からコーヒーメーカーが日常的にあった若い
世代なら、”モノ”自体を見たことがないかも知れません。
現在のコーヒーメーカーと比較すると全てがアナログ式です
から、”レトロ”という感覚で見ている人もいるでしょう。
器具全体がガラスで出来ていて取り扱いに注意がいることと、
使用後の洗浄に手間が掛かることことから、今のスピードを
優先する時代からは取り残されてしまった感があります。
化学実験の雰囲気を楽しむ
アルコールランプで優雅にお湯が上昇する姿は化学実験を
思わせ、初めて入手して入れたときは出来上がるまで貼り
付けになって見ていた覚えがあります。
器具全体の丸いフォルムの美しさも柔らかい印象を受け
ますから、お客様がいらしたときにお出しするときっと
好印象になりますね。
サイフォンを入れるポイント
美味しく入れ、さらに安定した味にするポイントは、
ハンドドリップと大きく変わりません。
元々、片付けや手間がかかる抽出なのでここは徹底的に
化学実験をするつもりでやってみてはいかがでしょうか?
■水の量
■粉の量
■粉の入ったロートを挿すタイミングを図る
■抽出時間
水の量、粉の量はコーヒーメーカー、ハンドドリップでも同じ
ですね。
お湯の温度は?
ロートを挿すタイミングは抽出時のお湯の温度を示しています。
私の使っている器具だとアルコールランプでポコポコと
沸騰している状態まで熱してフラスコの湯温は約95度でした。
アルコールランプの火力だとかなりゆっくりと温度上昇していきます。
そこにロートを挿したときに上がって滞留するお湯の温度は若干
低くなって約85~90度。
コーヒー豆が中煎り、浅煎りであればこの程度の温度で
いいでしょう。
深煎りの豆ならフラスコ内の温度で90度あたりで粉の入ったロートを
挿せば良いと思います。
誰にも真似のできない味にするには
抽出時間はロートにお湯のすべてが上昇してからの時間と
なりますが、ここはお好みとなります。
時間を一定にして何度か試してお好みの濃度を探します。
美味しく入れる手間はかかりますが、自分の手で調整した味は
誰にも真似の出来ない唯一のものとなります。
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